語学の勉強、略して「ごがべん!」

やり直し英語中1|3単現のSの付け方(一般動詞 現在形)まとめ

「中1英語|一般動詞(現在形)」の記事へ戻る場合はこちらです。
やり直し英語中1|一般動詞(現在形)の使い方のきほん やり直し英語中1|一般動詞(現在形)の否定文・疑問文
「中1英語|一般動詞(現在形)の否定文・疑問文」の記事へ進む場合は右側を選んでね~

3単現の「S」の付け方

3単現のSの付け方にはいくつかパターンがあります。ここでは、付け方について詳しく見ていきましょう。

一度に全部覚えようとせずに、その内慣れると思って気楽に取り組みましょう!

基本

基本的には動詞の語末に「s」を付けるだけです。

 

基本

こうしよう!

→ 語末に s を付ける

 

具体的には次のようになります。

  • speak(話す) → speaks
  • play(遊ぶ) → plays
  • live(住む) → lives
  • come(来る) → comes
  • take(取る) → takes
  • run(走る) → runs
  • walk(歩く) → walks
  • talk(話す) → talks

ただし、次のような動詞は、語末にesを付けます。

語末が子音字+yの動詞

語末が子音字+yの動詞は、最後のyをiに変えてesを付けます。

 

語末が子音字+yの動詞

こうしよう!

→ 語末の y を i に変えて es を付ける

 

具体的には次のようになります。

  • study(勉強する) → studies
  • try(試みる) → tries

最後がyで終わっていても、その前が母音の場合はsを付けるだけです。例えば、stayplayはyで終わっていますが、その前は母音なのでstaysplaysとなります。

語末が sh, ch, ss, x, o の動詞

語末が sh, ch, ss, x, o の動詞は、語末にesを付けます。

 

語末が sh, ch, ss, x, o の動詞

こうしよう!

→ 語末に es を付ける

 

具体的には次のようになります。

  • wash(洗う) → washes
  • wish(願う) → wishes
  • finish(終える) → finishes
  • touch(触る) → touches
  • reach(届く) → reaches
  • watch(見る) → watches
  • pass(合格する) → passes
  • fix(固定する) → fixes
  • go(行く) → goes
sh / ch / x で終わる動詞に付くesの発音は、[ɪz](イズ)になりますよ~。wash [wάʃ](ウォッシュ) → washes [wɑ́ʃɪz](ウォッシィーズ)といったようにね。

そうですね。付け加えると、oで終わる動詞の場合は、go [góʊ](ゴウ)→ goes [ɡoʊz](ゴウズ)というように、esは [z](ズ)の発音です。

余談:3単現のSは盲腸?!

「語学」は非合理上等?!

そもそも何で3人称単数だけ「s」を付けるんですか?

難しい言い方になってしまいますが、「語学」に合理性を求めるのは間違っているんですよ。
どういうことですか?

言語というのは元々「非合理」なものなんです。そもそも、言語というのは、人々がコミュニケーションを取る上で無意識に、そして自然に発生したものなんです。
つまり、言語という「枠」が先にあったのではなく、人々が口ずさむ「モノ」が先にあり、それに言語という名の「枠」を当てはめて体系的に理解しようとしているのが「語学」というものなんです。

だから語学とは本来、「非合理上等!」「例外?まとめてかかって来いやー!」なものなのです。
先生、最後人格が変わってる・・・((((;゚Д゚))))

人間がそもそもそれほど合理的な生き物じゃないですからね~。人間の非合理性の現れですかね~。


3単現のSは盲腸?!

話が逸れましたが、3単現のSをなぜ付けるのか、ということですね。
はい。よく付け忘れるんですよね。なんであれが必要なのかいまいちよくわからなくて・・・。

「なぜ付けるのか」を問うのは時間の無駄ですね。言語に合理性、つまり「なぜ?」と問うてもあまり意味がないことは先ほどお話しした通りです。
その上で説明をするなら、3単現のSは人称変化の名残なんです。
人称変化?

はい。be動詞では人称に合わせてbe動詞の形が変化していたでしょう?一般動詞の3人称単数のSも、それと同じなんです。3人称単数しか変化しないから中々分かりにくいかもしれませんが。

視点を変えてみましょう。英語の仲間であるヨーロッパの言語の多くは、人称に合わせて動詞の語尾が変化します。英語のbe動詞のように、ほとんど全ての人称で形が違ってくるんです。
そうそう、スペイン語やイタリア語のようなロマンス語(※)のグループの言語はホントに変化が激しいよね~。

(※)フランス語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語など、ラテン語に起源を持つ言語を総称してロマンス諸語・ロマンス語などと言います。英語はドイツ語やオランダ語などと共に、ゲルマン語というグループに属しています。
一般動詞は3人称単数の「S」以外は原形のままですけど、他の言語では違うんですか?

そうです。他の言語では、全ての人称で形を変えるんですよ。百聞は一見に如かず。表を作ってみたので、見比べてみてください。

ロマンス語のグループとは「visit(訪れる)」の動詞を使って比べてみましょう。

【フランス語】原形:visiter

単 数 複 数
1人称 je visite nous visitons
2人称 tu visites vous visitez
3人称 il / elle visite ils / elles visitent

【スペイン語】原形:visitar

単 数 複 数
1人称 yo visito nosotros visitamos
2人称 tú visitas vosotros visitáis
3人称 él / ella visita ellos / ellas visitan

【イタリア語】原形:visitare

単 数 複 数
1人称 io visito noi visitiamo
2人称 tu visiti voi visitate
3人称 lui / lei visita loro visitano

【英語】原形:visit

単 数 複 数
1人称 I visit we visit
2人称 you visit you visit
3人称 he / she visits they visit
どれも英語とよく似ていますね。でも英語と違って変化しすぎっ!

よく似ているのは語源が同じだからね~。

つづいて、ゲルマン語のグループに属するドイツ語やオランダ語とは、「begin(始める)」を使って比べてみましょう。

【オランダ語】原形:beginnen

単 数 複 数
1人称 ik begin wij beginnen
2人称 jij begint jullie beginnen
3人称 hij / zij begint zij beginnen

【ドイツ語】原形:beginnen

単 数 複 数
1人称 ich beginne wir beginnen
2人称 du beginnst ihr beginnt
3人称 er / sie beginnt sie beginnen

【英語】原形:begin

単 数 複 数
1人称 I begin we begin
2人称 you begin you begin
3人称 he / she begins they begin

こっちも英語とよく似ていますね。でもこっちも英語と違って変化しすぎっ!
英語と似ているのはこっちも語源が同じだからね~。あと、変化しすぎと思うかもしれないけど、英語が変化しなさすぎなんだよ~


英語では3人称単数しか変化がないため、「3単現のS」だけが大きくピックアップされてしまい、本来はこのように英語の仲間である言語同様に「動詞の人称変化」であるという部分が見えにくくなっていますよね。
3単現のSは人称変化だったんですね。

英語以外の言語はいっぱい変化していますけど、特にスペイン語とイタリア語では全部の形が違いますね。

そうですね。全ての人称で形が違うスペイン語やイタリア語では、主語を省略して動詞から文章を始めることができるんですよ。
あ、なるほど!主語がなくても動詞が形を変えるので、どの人称か分かるんですね。

その通り!動詞の形が変わる最大の理由は、その動詞が今どの人称のことを指しているのか、をしっかりと示すことにあります。
フランス語やドイツ語はどうなんですか?

フランス語やドイツ語では、基本的に主語は省略できません。
人称変化するのに?あ、でも同じ形もいくつかありますね。

そうですね。例えばフランス語では、1人称単数と3人称単数、2人称単数、3人称複数は、表記上それぞれ形が違いますよね。でも発音は全く同じになるんです。
それってつまり、主語が省略されるとどの人称か分からなくなりますよね?だから主語を必要とするんですね。

では、最後に英語に目を向けてみましょう。
3単現のS以外は形が同じですね。

英語も実は、昔は全ての人称で動詞の形が変わっていたんですよ。
え?そうなんですか?

1000年以上前の「古英語」と呼ばれる時代の英語ですけどね。それが段々と活用が廃れてきて、今のような3人称単数の場合に語尾にsが付く形だけが残ったというわけです。だから、3単現のSは、かつての人称変化の名残ですね。
でも、3人称単数だけ語尾を付けたところで、動詞の語尾が持つ「どの人称か」を示す意味合いは、ほとんど無いと言えますよね。
それで、3単現のSは盲腸、と見出しにあったんですね。

はい。ですが、たとえ3単現のSの意義がどんなに薄くても、「3人称単数現在形でSを付ける」というのは厳然たる文法規則なので、忘れないようにしてくださいね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です